卓球のしゃがみ込みサーブの打ち方・コツ、返し方とは

卓球 しゃがみ込みサーブの打ち方、返し方卓球の基本技術
卓球 しゃがみ込みサーブの打ち方、返し方
卓球の基本技術
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卓球のしゃがみ込みサーブとは

卓球のしゃがみ込みサーブとはしゃがみ込みながら出すサーブのことです。

スイングと同時にしゃがみ込み、体を下に沈ませてその勢いと力を利用することでボールに強烈な回転をかけることが出来ます。回転は横回転でも下回転でも自在に掛けられることも特徴です。

しゃがみ込みサーブのメリット

卓球のしゃがみ込みサーブは、サーブを打つ時にスイングと同時に勢いよくしゃがみ込みますが、このしゃがみ込む際の体を下に沈み込ませる膝の力やスイングをボールに加えて打つことで、ボールに強い回転を掛けることが出来ます。

この体を下に沈み込ませる膝の力と腰の回転を使うことで筋力がない人でも勢いのあるボールを放つことができるのが、しゃがみ込みサーブのメリットといえます。

しゃがみ込みサーブの回転

しゃがみ込みサーブは打球する時に、ボールの右側をとらえ、ボールに左横回転を掛けることができます。

打球時にラケットの面を立てて打つことで、この左横回転に上回転を加えられ、左横上回転とすることができ、また、ラケットの面を少し倒すことで、左横下回転に下回転を加えられ、左横下回転とすることができます。

このようにしゃがみ込みサーブは、ボールの表面の打つ場所を変えるだけで様々な回転をかけることができます。

卓球のしゃがみ込みサーブの打ち方

  1. 少し台から距離を取って体を正面に向けます。
  2. 体の前でボールをトス。
  3. しゃがみ込みながらボールをラケットのフォア面で切るように打ちます。

卓球のしゃがみ込みサーブの回転の出し方のポイント

卓球のしゃがみ込みサーブは、ボールを打つときにボールの右側を捉えるのがポイントです。

ボールの右側の真横をとらえて切るようにスイングすると左横回転となります。

しゃがみ込みサーブの打ち方の3つのコツやポイント

少し台から離れたところで打つ

しゃがみ込みサーブは、他のサーブと比べると体全体を使ってスイングします。そのため、あまり台に近すぎるとスイングした拍子にラケットが卓球台にあたってしまう可能性があります。

台を気にせずに思い切りスイングするためにも、台から少し離れて打つのが良いでしょう。

思い切りスイングをする

卓球のしゃがみ込みサーブの技術的なポイントとしては、強い回転をかけるよう思い切りの良いスイングをすることです。スイングスピードが遅いと回転がかかりにくくなります。

顔の近くで打球

しゃがみ込みサーブを打つときには、顔の近くでボールを打球します。

トスしたボールの高さに顔を合わせるようにしゃがみ込みながら打球することで、安定したスイングを保ちながら打つことが出来ます。

卓球動画 卓球のしゃがみ込みサーブ

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しゃがみ込みサーブの様々な回転の出し方

卓球のしゃがみ込みサーブは基本的に左横回転ですが、ラケットでボール表面の打つ位置スイングの方向を変えるだけで変化を加えてのサーブを打つこともできます。

しゃがみ込みサーブの左横下回転

このときにボールの右下をとらえて下方向に切り下ろしていけば、左横下回転となります。

しゃがみ込みサーブの左横上回転

このときにボールの右上をとらえて上回転を掛けるようにすれば、左横上回転となります。

このようにしゃがみ込みサーブはラケットでボール表面の打つ位置スイングの方向を変えるだけで様々な回転に変えることが出来ます。

左横回転のサーブに慣れてきたら、上回転下回転を加えて練習してみましょう。

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卓球のしゃがみ込みサーブの返し方(レシーブ)

ここからはしゃがみ込みサーブのレシーブ、返球方法を解説します。
返球方法は巻き込みサーブの場合と同じとなり左横回転が基本です。この左横回転は時計回りの逆の回転をすることから逆横回転とも呼ばれます。この逆横回転に更に上回転および下回転を加えた場合もあります。打球する際にはそれぞれのボールの回転に応じてレシーブ方法や返し方を変えていく必要があります。

1 ボールの回転に合わせる。

横回転の返球方法としては、まずはボールの回転に合わせてラケットの角度を変える方法が挙げられます。ポイントとしては、ボールの回転に合わせて流すように打ちます。

回転に合わせた左横回転ボールの返球方法
基本的な左横回転(逆横回転)返球方法

左横回転の場合は、まっすぐ当てると自分のコートの左側に飛びますので、ラケットの角度を相手のバック側に向けることで相手のコート内にボールを飛ばすことができます。

基本的な左横回転(順横回転)返球方法
回転に合わせた横上回転と横下回転ボールの返球

横回転ボールに対し、上回転下回転などいずれかを加えられている場合、更に上回転、下回転に合わせて変化をつける必要があります。横上回転横下回転などが代表例です。

横上回転

横上回転とは横回転に上回転が組み合わさった回転です。この横上回転ボールを打球するためには球の頂点を捕らえ、ボールをかぶせ気味にして横回転に合わせるように角度をつけながらスイングします。

横下回転

横下回転とは横回転に下回転が組み合わさった回転です。下回転を返球する場合はラケットの表面を上向きにして返球する必要がありますので、ボールの下回転の強さに応じてラケットを上向きにして横回転に合わせてラケットの角度を調節しながら返球します。

2、更に強い回転をかけて返球

相手のかけた横回転よりも更に強い横回転をかけて打つことです。相手のかけた回転よりも更に強い回転にすることで、相手にとって非常に返しにくいボールとなります。

横回転を返球するレシーブ技術
フリック

フリックを使うことで横回転のボールに対し、ボールの回転量を更にふやして相手に返球することができます。

フォアドライブ

横回転に対し、前進回転のフォアドライブバックドライブをかけることで、回転力を弱められ、なおかつ強い攻撃を仕掛けることができます。

逆チキータ

逆チキータはボールに対し左横回転順横回転)をかけることができます。相手の横回転に対し、更に強力な回転で返球することができます。

卓球動画 プロの選手によるしゃがみ込みサーブ

しゃがみ込みサーブの使い手、元世界女王の中国の丁寧選手。

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しゃがみ込みサーブの打ち方・コツ まとめ

卓球のしゃがみ込みサーブの打ち方・コツ、返し方などを今回ご紹介しました。

しゃがみ込みサーブの使い手は世界で活躍するプロの選手の中にも何人かいますが、中でも有名なのが元世界女王の中国の丁寧選手です。日本のプロ卓球選手サンリツ所属の松平志穂選手もこのしゃがみ込みサーブを使うことで知られています。

いくつものサーブを持つことは、試合の中で有利に動きます。たくさんのサーブを持つことで試合の際に相手を翻弄することが出来、得点に繋がっていきます。是非身につけていきましょう

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