卓球の靴・卓球シューズとは
卓球の靴、いわゆる卓球シューズとは、その名の通り、卓球をするための靴のことです。
卓球をする上では、卓球用のシューズが欠かせません。
卓球のシューズには、他のスポーツとは違う特徴や役割などがあり、良いシューズを選ぶことで、卓球技術の向上を高めてくれる側面があります。
今回は、卓球のシューズの特徴や卓球シューズの試合におけるルールや規定
卓球シューズの扱い方そしてメンテナンス方法などをご紹介します。
またその他にも、初めて卓球シューズを選ぶ方のために卓球シューズの選び方などもご紹介します。
卓球シューズの特徴
卓球シュースの特徴には、以下の3つの特徴があります。
これらの特徴を1つずつ解説していきます。
1. 底が薄く軽い
卓球は左右のフットワークが重要であり、バレーのようなジャンプは必要がないため、かかとを保護する厚みが必要ありません。
そのため、靴底は薄くなっており、フットワークしやすい軽い設計となっています。
2. 前傾姿勢がとりやすい
卓球はやや体を前のめりにした前傾姿勢が基本です。
そのため、卓球シューズはこの前傾姿勢に適したかかとの構造になっています。
3. 足首部分が低く、左右に動きやすい。
卓球は横の動きがもっとも多いスポーツです。この横の動きを左右するのは足首の関節になります。
卓球のシューズはこれら足首の関節を自由に動かせるように、あえて足首の部分が低くなるよう設計されています。これにより、卓球のシューズは横の動きがスムーズになります。
卓球シューズと体育館シューズ
卓球シューズがない場合、体育館シューズを代用する方もいるかもしれませんが、卓球シューズと体育館シューズでは大きく異る部分があります。
卓球シューズと体育館シューズとの違い
卓球は左右のフットワークが多いため、卓球用のシューズは横のグリップが効きやすいようにシューズの側面が補強されています。この補強により、横の動きの際にキュッと止まることが出来ます。
これに対し、一般的な体育館シューズは側面の補強がなく、卓球で左右の横の動きをした場合、グリップが効かず、滑りやすくなります。そのため、卓球を行う場合はなるべく卓球シューズを使うようにしてください。
卓球シューズと体育館シューズとの違い
卓球用のシューズ
シューズの側面が補強されており横のグリップが効きやすいため、横に動きやすい。
体育館シューズ
側面の補強がなく、卓球で左右の横の動きをした場合、グリップが効かず滑りやすい。
卓球シューズは滑らない?
卓球シューズの試合におけるルールや規定
卓球シューズの試合におけるルールや規定については、特に試合上の規定はありません。
そのため、自分の好きなデザインやカラーの靴を履いて試合を行うことは可能です。
卓球シューズの履き方
スポーツメーカーMIZUNOにて、シューズの履き方のレクチャー記事がありましたのでご紹介します。
シューズの履き方レクチャー|卓球 ミズノ – MIZUNO
卓球シューズの靴紐の結び方
動画 卓球シューズの靴紐の結び方
卓球シューズのメンテナンス方法
卓球シューズの洗い方
卓球シューズのほとんどの汚れは、やわらかい白い布でさっと水拭きをするだけで汚れが落ちます。ただ汚れがひどい場合は、専用のシャンプーなどを使いしっかり汚れを取り除いてください。
卓球のシューズの替え時
卓球のシューズ交換の目安
卓球のシューズの替え時としては、使用頻度にもよりますが、おおよそ1日3時間から4時間ほどの卓球を行っていた場合、交換の目安として1年間ほどで買い替え時期になります。
卓球シューズの選び方
卓球シューズの選び方としては、以下4つのポイントがあります。
これらの項目を1つずつ解説していきます。
1. つま先に1センチほど余裕があるものを選ぶ。
卓球シューズは、自分の足よりすこし大きいサイズのものを選ぶことがポイントです。
その理由としては、卓球の場合、細かい動きを前後・左右にするため、靴のサイズに余裕がない場合は、靴擦れを起こしてしまったりなどの怪我につながるためです。
靴を選ぶ際は、1センチほどつま先に余裕があるものを選びましょう。
また、足に心地よくフィットする靴を選ぶためには、つま先だけでなく、自分にあった靴幅(ワイズ)を知ることが大切です。靴幅は足囲に応じてEや2Eなどで表示され、足囲が大きいほど靴幅も大きくなります。
足サイズ計測シート(PDF)をダウンロード
2. 履き心地がやわらかいものを選ぶ。
全身スポーツである卓球は、上半身だけでなく下半身も使うスポーツです。特にサーブやレシーブにおいては踏み込みなども必要です。そのため、足の裏をサポートする靴を履くことが重要になります。
靴を選ぶ際は、なるべくクッション性があるものを選びましょう。
3. 重いものではなく軽いものを選ぶ
卓球シューズは重いものより、なるべく軽いものを選びましょう。
軽いシューズ、いわゆる軽量モデルは200グラムほどです。
軽い靴を履くことで、軽いフットワークができるだけでなく足の疲労をカバーすることが出来ます。
4. グリップ力が高いものを選ぶ
グリップ力がある靴をはいて床で左右のフットワークをすると靴のグリップ性能により、思い通りのところで止まることが出来ます。前後左右の動きが激しい卓球にとって、このグリップ力は大事です。
グリップ力のある靴を選びましょう。
卓球シューズのメーカーの紹介とおすすめの卓球シューズ紹介
卓球シューズメーカーとメーカーブランドのおすすめの卓球シューズを紹介します。
バタフライ Butterfly
バタフライ(Butterfly)は1946年創業日本の卓球メーカー株式会社 タマスの展開する研究開発を重視した高品質・高性能な製品づくりを掲げたブランドです。
機能性と、デザイン性を合わせ持った商品が多く、おしゃれでかっこいいデザインのシューズを探している方に、おすすめです。
[バタフライ]卓球シューズ 試合用 レゾライン ギグ 衝撃吸収
衝撃吸収性に優れたトップ選手用モデル。
『レゾライン』シリーズにおいて最も厚いソールを搭載し、優れた衝撃吸収性を発揮します。
また、ホールド性の高いフルカバードタイプのアッパーや、フィット感を高めるラスト(靴型)を採用しており、トップ選手の動きを支える設計となっています。
<参考>バタフライレゾラインシリーズ
ミズノ mizuno
ミズノ(mizuno)は、大阪府大阪市住之江区南港北に本社を置く、 日本の大手総合スポーツ用品メーカーです。
MIZUNO(ミズノ)の卓球シューズは、全体的な傾向として 素足感覚のシューズが多いのが特徴的で、なおかつクッション性を兼ね備え、 本体重量が軽く設計されているシューズを提供しています。初心者や中級者にもおすすめです。
[ミズノ] 卓球シューズ ウエーブメダル 6
クッション感をアップデート!
安定性とクッション性を兼ね備えたウエーブメダル6。
<参考>ミズノ卓球シューズ
アシックス asics
アシックス(asics)は、兵庫県神戸市中央区に本社を置く、日本の大手総合スポーツ用品メーカーです。
様々なスポーツ用品を取り扱う中で、特にスポーツシューズに強みを 持っています。
フィット性/通気性/快適性を追求したスピードモデルや安定性とクッション性を追求したスタビリティモデルなど多くの機能性シューズを取り扱っているメーカーです。
[アシックス] 卓球シューズ HYPERSURV 2
スタイリッシュなデザインをまとった素足感覚モデル。
スタイリッシュなデザインとフィット性を追求した、薄底で素足感覚が体感できるモデル。軽量で柔軟なアッパーを採用し、MONO-SOCK構造により、足に吸い付くようなフィット性を実現。 より薄くなったミッドソールはコートをより近くに感じられる裸足のような感覚で、アウターソールのフレックスグルーヴ(屈曲溝)が柔軟性を追求しています。
<参考>アシックス卓球シューズ