卓球の基本戦術 9パターン

卓球の基本戦術 9パターン 初心者ガイド
卓球の基本戦術 9パターン

卓球は相手との駆け引きが勝敗を左右するスポーツです。ただ返すだけでは得点につながらず、相手の弱点を見抜き、状況に応じて戦い方を変える「戦術」が必要になります。

この記事では、初心者〜中級者がまず覚えるべき基本戦術9パターンを、理由・使い方・狙いまでわかりやすく解説します。


卓球の戦術とは

ここからは、卓球の戦術の基本的な考え方を詳しく解説します。

卓球の戦術とは、相手の特徴・返球傾向・苦手コースを見極めて、攻撃と守備を組み立てる方法のことです。

  • バックが弱い
  • 下回転が苦手
  • 前後の動きが遅い
  • ミドル処理が苦手

こうした情報を試合中に観察し、相手の弱点を突くことで得点につながります。

👉 回転の見極めが苦手な人はこちら
卓球の回転の基本


卓球の戦術の考え方

攻撃的戦術

相手の弱点を突き、主導権を握る戦い方。

  • バックが弱い相手にバックへロングサーブ
  • ロングに見せてショートを出す(意表を突く)

👉 サーブの種類と使い方はこちら

守備的戦術

相手の得意技を封じ、ミスを誘う戦い方。

  • ドライブマンに短い下回転サーブ
  • カットマンに前後の揺さぶり

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卓球レシーブの基本


卓球の戦術の立て方

卓球は相手のタイプによって戦い方が大きく変わるため、相手のプレースタイルに合わせて戦術を立てる必要があります。

  • 相手がカットマンなら前後の揺さぶり
  • 相手がドライブマンなら下回転で封じる
  • 相手がブロックマンなら左右に振る
  • 相手がシェークならミドルを狙う

👉 フォア・バックの安定が戦術の前提になります


戦術の前に身につけるべき3つの基礎

戦術を成功させるには、次の3つが欠かせません。

① 正しい構え

→ 打点に入りやすくなる

② 打点の取り方

→ 予測がしやすくなる

③ フットワーク(最重要)

→ コースを狙いやすくなる
→ 相手の返球に対応しやすくなる

▶ フットワークの基本と練習メニューはこちら
卓球のフットワーク完全ガイド


多くの選手が使っているセオリーともいえる鉄板のパターンがあります。
戦術を即座に立てていく場合においても、基本的にはセオリーともいえる戦術のパターンを応用したものが多いです。

ここでは、初心者向けとして、基本的な戦術である3球目攻撃3パターンと
比較的多くの選手が使っているタイプ別戦術鉄板6パターンをご紹介します。

この基本戦術とタイプ別の戦術のパターンを覚えて実践することで、
試合を有利に運ぶことができるようになりますので、ぜひご参考にして下さい。

基本戦術パターン1~3:3球目攻撃

3球目攻撃とは、サーブ → 相手のレシーブ → 3球目で攻撃する戦術のこと。初心者〜中級者が最初に覚えるべき戦術です。

3球目攻撃とは、サーブ → 相手のレシーブ → 3球目で攻撃する戦術のこと。初心者〜中級者が最初に覚えるべき戦術

👉 3球目攻撃の基礎はこちら
卓球の3球目攻撃 基本の5パターン

3球目攻撃パターン1:バック側にロングサーブ

ロングサーブを相手のバック側に打ち、相手がやはりロングサーブで返してきたところの3球目を強打。

3球目攻撃パターン1:バック側にロングサーブ
ロングサーブを相手のバック側に打ち、相手がやはりロングサーブで返してきたところの3球目を強打。

1球目サーブ ロングサーブを相手のバック側に打つ。

2球目    相手がロングサーブで返球。

3球目攻撃  3球目をバック側を狙って強打。

👉 ロングサーブとは、3球目攻撃につなげるための重要技術です。
卓球ロングサーブの打ち方とコツ|基本フォーム・回転・戦術まで徹底解説

3球目攻撃パターン2:両サイドへロングサーブ

フォアまたはバックにロングサーブを打ち、相手がロングサーブで返してきた ところを狙い3球目を最初のサーブとは逆サイドへ強打。

3球目攻撃パターン2:両サイドへロングサーブ
フォアまたはバックにロングサーブを打ち、相手がロングサーブで返してきた ところを狙い3球目を最初のサーブとは逆サイドへ強打。

1球目サーブ ロングサーブをフォアもしくはバック側に打ちます。

2球目    相手がロングサーブで返球。

3球目攻撃  3球目に逆サイドを狙って強打。

3球目攻撃パターン3:ショートとロングを組み合わせる

相手を両サイドに振るだけでなく、ロングサーブをショートサーブに変化させるなどで、更に前後に揺さぶるといったやり方です。

3球目攻撃パターン3:ショートとロングを組み合わせる
ロングサーブをショートサーブに変化させるなどで、更に前後に揺さぶるといったやり方です。

1球目サーブ ショートサーブをフォアもしくはバック側に打ちます。

2球目    相手がショートレシーブで返球。

3球目攻撃  3球目に逆サイドを狙ってロングで強打。

相手を前後左右に振り回し、得点につなげる狙いです。

👉卓球のサーブとは!、練習方法まで初心者向けに分かりやすく解説。
卓球のサーブの基本的なルールと打ち方【初心者向け完全ガイド】

👉3球目だけでなく、4球目攻撃もあります。
卓球の3球目・4球目攻撃まとめ


タイプ別 基本戦術パターン

卓球の基本戦術パターン4:対カットマン戦術

カットマンに対する戦術として効果的なのは前後の揺さぶりなどです。

カットマンに対する戦術として効果的なのは前後の揺さぶりなどです。
相手を前後に揺さぶることが対カットマンとして効果的な戦術


カットマンは中陣から後陣のカットと前陣のツッツキが基本です。そのためカットマンに対してはドライブとツッツキの交互の攻めを行い、相手を前後に揺さぶることが対カットマンとして効果的な戦術となります。

👉 カットマン攻略の詳細はこちら
対カットマン戦術

👉 カット主戦型の選手の特徴はこちら
カット主戦型の選手の特徴

卓球の基本戦術パターン5:対ドライブマン戦術

ドライブマンに対する戦術として効果的なのが短い下回転サーブです。

ドライブマンに対する戦術として効果的なのが短い下回転サーブ
相手がドライブマンだった場合は、短い下回転のサーブで相手のペースを崩していくのが効果的


ドライブマンが得意とするドライブは、下から上に向けて上回転を加えるスイングです。
短い下回転サーブを放たれてしまうと、得意のドライブサーブは打ちにくい為、
ドライブ主体の自分のペースに持っていくことができなくなります。

相手がドライブマンだった場合は、短い下回転のサーブで相手のペースを崩して、試合を支配しましょう。

👉 ドライブの仕組みはこちら
ドライブの基本

👉 ドライブ主戦型の選手の特徴はこちら
ドライブ主戦型の選手の特徴

卓球の基本戦術パターン6:対ブロックマン戦術

対ブロックマン向け戦術としてはショートとロングで前後左右に振るやり方が効果的です。

卓球の基本戦術パターン6:対ブロックマン戦術
相手がブロックマンであった場合、フォアやバックで左右に振ったり、ショートやロングを織り交ぜたりするなど、相手を揺さぶることでブロックでの返球を困難にさせることができる

卓球のブロックは基本的に体の正面で受けるスタイルです。
前後左右に振られるとブロックのフォームを取れず、思うようにブロックが出来ません。

そのため試合の相手がブロックマンであった場合、
フォアやバックで左右に振ったり、ショートやロングを織り交ぜたりするなど、
相手を揺さぶることでブロックでの返球を困難にさせることができます。

👉 ブロックの基本はこちら
ブロックの基本

卓球の基本戦術パターン7:対サウスポー戦術

対左利き選手向け戦術として効果的なのが、前後の揺さぶりとフォア打ちです。

卓球の基本戦術パターン7:対サウスポー戦術
相手がサウスポー(左利き選手)であった場合両サイドのロングサーブとショートサーブを織り交ぜ、比較的フォア側を狙って、攻撃する


サウスポーの選手はバック打ちにはめっぽう強いのですが、フォアに対してはバック打ちほどではありません。

そのため、相手がサウスポー(左利き選手)であった場合両サイドのロングサーブとショートサーブを織り交ぜ、比較的フォア側を狙って、攻撃することでミスを誘うことが出来ます。

👉 卓球のサウスポー向け戦術
卓球のサウスポー対策|苦手を克服するための戦術と返球パターン

卓球の基本戦術パターン8:対ペンホルダー戦術

相手がペンホルダーの選手の場合、効果的なのがバック狙いです。

卓球の基本戦術パターン8:対ペンホルダー戦術
相手がペンホルダーの選手の場合、フォアとバック両方にふっていく攻撃が効果的

ペンホルダーでのバック打ちはシェークハンドと比べると打ちにくいです。

そのため、相手がペンホルダーの選手の場合、フォアとバック両方にふっていく攻撃をすることで
ペンホルダーの弱点であるバック打ちからミスを誘い出すことが出来ます。

👉 ペンホルダー選手の特徴はこちら
ペンホルダー選手の特徴

卓球の基本戦術パターン9:対シェークハンド戦術

相手がシェークハンドの選手の場合、ミドルを狙って打つのが効果的です。
ミドルとは、ラケットを握っている腕の付け根のラインにあたります。

卓球の基本戦術パターン9:対シェークハンド戦術

このミドルラインは、シェークハンドでの返球の際に、バック返球かフォア返球なのかを迷うラインとなり、ここを狙うことでシェークハンドの選手の返球を一歩遅らせる効果となります。

👉 シェークの特徴はこちら
シェークハンドの特徴


戦術を身につけるための練習方法

戦術は「知る」だけでは身につきません。実際に動きながら練習することが重要です。

  • ラリー練習
  • 多球練習
  • 試合形式練習
  • コースを決めた練習

戦術練習を効果的にするポイント

戦術を身につけるには、ただ練習するだけではなく、目的を持って練習することが重要です。以下のポイントを意識すると、戦術の習得スピードが大きく変わります。

  • 相手の返球を予測しながら動く(反応ではなく準備)
  • コースを決めて打つ(狙いを持つ)
  • フットワークを止めない(打った後の動きが戦術の成功率を左右)
  • 試合形式で反復する(実戦で使えないと意味がない)

特にフットワークは、戦術の成功率を大きく左右します。正しい動き方を身につけることで、相手の返球に対して常に有利な位置で打てるようになります。

卓球のフットワークと練習メニュー完全ガイド

戦術別におすすめの練習メニュー

戦術ごとに効果的な練習方法があります。以下の記事では、戦術に直結する練習メニューを詳しく解説しています。

これらを組み合わせて練習することで、戦術の理解 → 実践 → 定着の流れがスムーズになります。

▶ 総合的な練習方法はこちら
卓球の練習方法|初心者完全ガイド


よくある質問

Q1. 初心者が最初に覚えるべき戦術は?

A. まずは「3球目攻撃」です。サーブ → レシーブ → 3球目で主導権を握る基本パターンが最も効果的です。

Q2. 相手の弱点はどう見抜けばいい?

A. バック側の処理、前後の動き、下回転への対応などをラリー中に観察すると見つけやすいです。

Q3. 戦術がうまくいかない主な原因は?

A. 多くはフットワーク不足です。正しい位置に入れないと狙ったコースに打てません。

Q4. タイプ別戦術はどれから覚えるべき?

A. よく対戦する「ドライブマン」「ブロックマン」「異質ラバー使用者」から覚えると実戦で役立ちます。

Q5. 戦術を身につけるための練習方法は?

A. コース固定練習、多球練習、試合形式練習を組み合わせると効率よく身につきます。

Q6. 戦術よりも技術を優先すべき?

A. 初心者は技術7割・戦術3割の意識が理想です。技術が安定すると戦術が活きます。

Q7. 戦術を試合で使えるようになるには?

A. 練習で「パターン化」することが重要です。1つの戦術を繰り返し使い、成功体験を積むと試合で自然に出ます。

Q8. 相手に戦術を読まれたときの対処法は?

A. コースを1つ変える、回転量を変える、タイミングをずらすなど小さな変化を加えると効果的です。


まとめ

卓球の戦術は、相手を観察し、弱点を突き、状況に応じて戦い方を変える技術です。

そして戦術を成功させる最大の要素は、正しいフットワークで打点に入ること

▶ フットワークの基本はこちら
卓球フットワーク完全ガイド

経験を積みながら、あなたの戦術の引き出しを増やしていきましょう。