卓球の下回転サーブの打ち方・コツとは

卓球の下回転サーブの打ち方・コツとは 卓球の基本技術
卓球の下回転サーブの打ち方・コツとは
  1. 卓球の下回転サーブとは
    1. 卓球の下回転サーブのやり方
      1. 卓球のフォアハンドによる下回転サーブの打ち方とコツ
    2. 下回転サーブのやり方の4つのポイント
      1. 1・ラケットの角度を変えずにスイング
      2. 2・腕の力を抜き、リラックスした状態でスイング
      3. 3・手首を柔軟にする
      4. 4・打球の瞬間に力を入れてスイング
    3. 卓球動画
      1. 基礎テクニック 下回転サーブ
      2. 下回転ショートサーブ
    4. 下回転サーブにうまく下回転がかからない場合
      1. ・無駄な力が入っていないかチェック
      2. ・ラケットの角度固定をチェック
    5. 卓球の下回転サーブ練習方法
      1. ・ボールの下回転コントロール練習
      2. ・ラリー練習
    6. 卓球 下回転サーブ練習方法
      1. 下回転サーブの練習法
      2. 下回転サーブのコツ
    7. 卓球の下回転サーブの試合における戦術
      1. 3球目攻撃を狙うための下回転サーブ
        1. 下回転サーブによる3球目攻撃
    8. 下回転サーブのメリットとデメリット
      1. 下回転サーブのメリット
      2. 下回転サーブのデメリット
    9. 下回転サーブのレシーブ・返球方法
      1. 下回転ボールには同じ下回転で返球する
      2. 下回転をドライブ系でレシーブする
        1. バック表の技術 下回転に対するドライブ
    10. 卓球動画 下回転打球練習
      1. 下回転に対する基本打法を身に付ける多球練習
      2. 下回転サーブのレシーブ練習 解説
    11. 卓球の下回転サーブの打ち方・コツ まとめ

卓球の下回転サーブとは

卓球における下回転とは、ボールが進む方向とは反対に回転している状態のことです。

卓球における下回転サーブとは、ボールの下側をラケットでななめ下にこする事で下向きの回転を与えて相手に対して打つことです。

下回転サーブはボールを切る様に打つことから通称、通称、カットサーブともいわれています。

卓球の下回転サーブのやり方

卓球のフォアハンドによる下回転サーブの打ち方とコツ

卓球の下回転サーブのやり方
  • フォアハンドの構えから打球面を斜め上に向けて、下方向にスイングします。
  • そして、ボールの下面をこすって下回転をかけます。

下回転サーブのやり方の4つのポイント

1・ラケットの角度を変えずにスイング

下回転サーブは、ラケットの角度を固定した状態でボールをこすります。

打球の瞬間、ラケットでボールをこするときにラケットの角度を変えてしまうと、回転がかかりにくくなります。

下回転サーブはラケットの角度を変えずにスイング

安定した下回転サーブをするためにも、ラケットの角度を固定した状態でスイングするのがとても重要です。

2・腕の力を抜き、リラックスした状態でスイング

腕の力が入りすぎていると、柔軟なスイングが出来ません。下回転サーブは、 腕の力より、腕の振りが大事です。

腕を柔軟に振ることで、キレのある下回転サーブとなります。

3・手首を柔軟にする

腕の力を抜くことで自然と手首も柔らかくなります。

手首を柔らかくすることで打球の瞬間にボールをこする動作がスムーズにいき、バランスの取れたスイングになります

4・打球の瞬間に力を入れてスイング

下回転のサーブの打球の瞬間までは体の無駄な力を抜きますが、打球の瞬間にはぐっと力をこめて振り子のようにスイングします。

そうすることで、打球に勢いがつき、回転力のある下回転となります。

卓球動画

基礎テクニック 下回転サーブ

下回転ショートサーブ

下回転サーブにうまく下回転がかからない場合

・無駄な力が入っていないかチェック

腕に力が入りすぎているとラケットの切り方が甘くなってしまい、下回転がうまくかからず空振りしてしまったり、ネットに掛かってしてしまいます。

下回転サーブにうまく下回転がかからない

まずは腕の力を抜いて、手首を柔らかくして

リラックスしてみてください。

・ラケットの角度固定をチェック

下回転サーブは打球の瞬間にラケットを同じ角度に維持することは重要です。

打球の瞬間にラケットの角度がきちんと固定されてスイング出来ているか再チェックしてみましょう。

卓球の下回転サーブ練習方法

・ボールの下回転コントロール練習

下回転サーブのサーブを打つためにはまず第一歩として回転を自在にかけられるようになることが重要です。

そのための練習方法の1つが、台の上で下回転を前方に打ってボールの回転を 確かめながら打つ練習方法です。

ボールの下回転コントロール練習

打ったボールが自分の方に戻ってくるようであれば回転がしっかりとかかっています。

もし自分の方にボールが戻ってこない場合は下回転がうまく掛かっていません。その場合、何度も繰り返し練習が必要です。

・ラリー練習

下回転をかけられるようになったら、次はパートナーとのラリー練習です。

実際に相手に向けて下回転サーブを打つのですが、ネットにかからないように思ったところにうまく打てるかどうかのコントロールの確認をします。

卓球 下回転サーブ練習方法

下回転サーブの練習法

下回転サーブのコツ

卓球の下回転サーブの試合における戦術

3球目攻撃を狙うための下回転サーブ

卓球における3球目攻撃とは、相手に3球目に攻撃を仕掛ける前提で、戦略的にボールを打っていくことを意味します。

具体的には、相手が打ちにくいようなサーブを放ち、相手のレシーブが甘く返ってきたボールを狙って、3球目に攻撃的な返球をして得点を狙う攻撃のパターンのことをいいます。この3球目攻撃を狙って下回転サーブを打つことで得点につなげていくことができます。

下回転サーブによる3球目攻撃

試合で下回転サーブを打つと、相手がツッツキなどの下回転で返してきます。

この相手が返球したボールが浮いたところを狙って、ドライブやスマッシュなどで攻撃していくのが、下回転サーブを使った3球目攻撃戦術パターンです。

ただ、自分が打った下回転サーブ高めに浮いてしまったり、回転がうまく掛かっていなかった場合には、相手に攻撃のすきを作ってしまいますので注意が必要です。

<参考>三球目攻撃には他にも色々な攻撃パターンがあります

下回転サーブのメリットとデメリット

卓球の試合の多くの場面で使われる下回転サーブですが、良い点もあれば悪い点もあります。ここでは良い点(メリット)悪い点(デメリット)を解説します。

下回転サーブのメリット

下回転のサーブのメリットとしては、相手からの返球パターンが限られるというのが挙げられます。多くはツッツキなどで返球されるなど、的を絞りやすく次の攻めに繋がりやすいです。また、フォームが単純で簡単なため、初心者でも覚えやすいサーブです。無駄な力も必要ないため女子選手にも向いているサーブともいえます。

下回転サーブのデメリット

下回転サーブのデメリットとしては、相手からの返球が下回転に片寄りやすくなるため、下回転中心の試合運びになってしまうことです。この場合、下回転を得意な選手が試合をリードしてしまいますが、下回転が苦手な選手は不利な状況になります。また、下回転サーブを打った後に更に低いボールで返球されてしまうなど、相手から難しいボールが返ってきやすくなるのも下回転サーブのデメリットです。

下回転サーブのレシーブ・返球方法

下回転ボールには同じ下回転で返球する

下回転ボールには同じ下回転で返球する方法がセオリーです。この下回転で返球する際にボールをななめに切る様に打つことを卓球用語でカットとも言います。

このカットの打ち方は比較的シンプルなフォームのため、初心者にとって覚えやすいのも特徴です。またこのカットサーブだけでなく、レシーブにおいても使うことができます。

一つの一例としまして、例えばコートに入った下回転ボールを普通に返そうとした場合、回転作用から下方向に落ち、ネットに掛かります。

卓球のカットの返し方

これらを避けるための対策としては、下回転ボールに対し、同じ下回転でレシーブする方法が挙げられます。

卓球のカットの返し方

下回転をドライブ系でレシーブする

その他、下回転ボールに対しては、下回転ボールの回転量を上回る上回転(フォアドライブまたはバックドライブ)でレシーブするなどの方法が挙げられます。

バック表の技術 下回転に対するドライブ

つまり、回転に合わせたやり方である同じ下回転による返球、回転量を上回る上回転での返球。
これらが基本的な下回転ボールの返球方法となります。その他、下回転ボール返球方法には他にも様々な方法がありますが、よく知られているものにストップツッツキといった下回転返球技術もあります。

また、下回転サーブによる下回転ボールを返球するためにはパートナーとの多球練習が効果的です。

卓球動画 下回転打球練習

下回転に対する基本打法を身に付ける多球練習

下回転サーブのレシーブ練習 解説

卓球の下回転サーブの打ち方・コツ まとめ

卓球の下回転サーブのメリット、打ち方・コツ、その他ポイントなどを解説させていただきました。下回転サーブは、数あるサーブの中でも基本ともいえるサーブです。フォームや打ち方などは初心者にとって、難易度は低く覚えやすいサーブです。繰り返し練習して是非、実践に役立たせてみてください。