卓球の初心者が抑えたい卓球のレシーブ・リターンルール
卓球のレシーブとは、相手のサーブを打ち返すことです。返球することを「リターン」とも言います。
レシーブは、相手のサーブが成功し、自分のコート内に入ってきたボールを一度ワンバウンドさせ、次に相手コートに入るように打ちます。
このレシーブからのリターン(返球)にはルールがあり、ルールに基づいた正しいリターンがあります。
その一方でルール違反である間違ったリターンがあります。
正しいリターンであれば、自分に得点が得られますが、間違ったリターンをしてしまえば相手に得点を取られてしまいます。
今回はこのリターンのルールを初心者むけにまとめていますので、正しいリターンと間違ったリターンを覚えていきましょう。
正しいリターンと間違ったリターン
正しいリターン
正しいリターンでボールを返球することでラリーが続き、
なおかつ得点を得られるチャンスにつながります。
リターンしたボールが相手コート内で2バウンドしたり、床に落ちる
リターンしたボールが相手コートに入り、ツーバウンドしたり、ワンバウンドして床に落ちたら得点が得られます。
リターンしたボールを相手が打って、相手コート内のネットにかかって落ちる。
リターンしたボールを相手が打った時、ネット上を超えずに相手のコートにボールがとどまった時には得点が得られます。
リターンしたボールがネットに触れてから、相手コートに入った場合
リターンで打ったボールが直接ネットに触れてから、相手コートに入ることを「ネットイン」といいます。
このネットインは得点として認められます。
リターンしたボールが相手の台のエンドラインエッジに当たって床に落ちる。
ボールがエッジ(台のふち)に当たることを「エッジボール」といいます。このエッジボールは得点として認められています。
ラケットを持つ手の手首より先にボールが当たって相手コートに入った場合
ボールをレシーブする際に手首から下の体や衣類などがボールに触れてしまうとルール違反となりますが、ラケットを持つ手の手首から先であれば、正しいリターンと判断されます。
ラケットを別の手に持ち替えて打って入った場合
右手で持っていたラケットを突然左手に持ち替えてもOKとなり、正しいリターンとなります。
また両手打ちも認められています。
相手コートのほうへ行って返球(ただし相手のプレーを邪魔しない場合)
卓球台の側面から、相手側に乗り出して打球することは、相手のプレーを阻害しない限り認められています。
ボールがサポートの外を通って入った場合(サポートとはネットを張る金属製の支柱のこと)
卓球台のサポートとは、ネットを張る金属製の支柱の事です。このネットの外側を通ってのリターンは認められています。
試合会場のフェンスを飛び越えての返球
通常の試合ではあまり見られないことですが、白熱した試合などでまれにあることがあります。こちらは例外として認めれらています。
正しいリターン まとめ
間違ったリターン
間違ったリターンをしてしまえば、レシーブのリターンミスとなり、たとえボールが相手コートに入ったとしても、相手に得点が入ってしまいます。
ボールがネットにかかって、相手コートに到達しなかったとき
リターンしたボールが相手コートに届く前に、自分コート内のネットに掛かってしまった場合は、リターンミスとなり相手に得点が入ります。
相手コートに1バウンドしなかったとき
これは、「オーバーミス」といい、リターンしたボールが相手コートから大きく外れてしまった場合、相手に得点が入ります。
相手からの返球が自分のコートに落ちる前に打球した場合
リターンをするときには、自分のコートにワンバウンドさせてから打つのがルールです。このワンバウンド前に打つことはルール違反となり、相手に得点が入ります。
自分のコートで2回以上バウンドした場合
リターンするときには、自分のコートにワンバウンドさせてから打つのがルールですが、ツーバウンドしてしまうと相手の得点になります。
ボールを続けて2回以上打った場合
リターンで1度打ったボールを、相手コートに届く前にもう一度打つのはルール違反となり、相手側の得点となります。
リターンしたボールが相手の卓球台の側面、サイドラインに触れた場合
「サイドボール」つまりボールが卓球台のサイド(台の側面)に当たってしまった場合は相手方の得点になります。
リターンしたボールが天井や照明などに当たった場合
リターンしたボールで、天井の高さ近くまでボールを打ち上げることはOKですが、天井や照明などに当たってしまうと反則となり相手の得点となります。
ラリー中にフリーハンドが台に触れた
フリーハンドとは、ラケットを持っていないほうの手首から先のことをいいます。このフリーハンドがラリー中に卓球台に触れてしまったときには反則となり、相手に得点が入ります。ただしフリーハンド以外の部分なら仮に体が台に触れたとしても、”台が動かなければOK”です。
ラケットや衣服がネットに触れた場合
ラケットや体、そして衣類などが卓球のネット(ネットやサポート、つりひも)に触れた場合はルール違反となりこちらも相手の得点となります。
手から離れたラケットにボールが当たった
ボールに向かってラケットを投げるなどして、ラケットがボールに当たってしまった場合、ルール違反となり、相手に得点が入ります。
ボールが体や衣類(ラケットハンドの手首から先以外)に触れた
ボールをリターンする際にラケットを持つ手の手首から先であれば、正しいリターンと判断されますが、手首から下の体や衣類などがボールに触れてしまうと、ルール違反となり、相手の得点になります。
ペンラケットでラバーを貼っていない木面で打球
ペンホルダーラケットは両面ラバーのものと片面ラバーのものがあります。この片面ラバーのペンホルダーラケットでプレイする場合、誤ってラバーを貼っていない面で打ってしまうと反則となり、相手の得点となります。
間違ったリターン まとめ
卓球のシングルス・ダブルスの試合ルールとサーブルール
卓球にはこのレシーブのリターンルールのほかにも、シングルスとダブルスの試合ルールやサーブルールなどもあります。こちらもぜひ覚えていきましょう。
卓球ルール解説 シングルスルール
卓球ルール解説 ダブルスルール
卓球ルール解説 サーブルール
リターンの練習に最適 リターンボード
リターンボードともリバウンドボードとも呼ばれている卓球練習用の器具です。自作で作ることもできるそうです。
MyTakuさんで利用できるセルフ式卓球リターンボード
卓球のレシーブ・リターンルール まとめ
卓球のレシーブ・リターンルールの正しいリターンと間違ったリターンを開設させていただきました。
正しいリターンをすることで得点を得られる反面、間違ったリターンをしてしまえば相手に得点が入ってしまい
みすみすチャンスを逃してしまうことになってしまいます。
レシーブにおけるこのリターンルールをしっかり把握して正しいリターンをしていきましょう。