卓球の戦型(プレースタイル)の種類と選び方

  1. 卓球の戦型とは
    1. 卓球の戦型の種類
      1. シェークハンドの戦型一覧
      2. ペンホルダーの戦型一覧
    2. シェークハンドの戦型
      1. ドライブ主戦型(攻撃型)
        1. 初心者向け ドライブ主戦型おすすめシェークハンドラケット
        2. ドライブ主戦型おすすめ裏ソフトラバー
      2. 前陣速攻型(攻撃型)
        1. 初心者向け 前陣速攻型おすすめシェークハンドラケット
        2. 前陣速攻型 おすすめ伊藤美誠愛用の表ソフトラバー
      3. カット主戦型(守備型)
        1. 初心者向け カット主戦型おすすめシェークハンドラケット
        2. カット主戦型 おすすめ表ソフトラバー
      4. 前陣異質攻守型(攻守型)
      5. オールラウンド型 (攻守型)
        1. 初心者向け オールラウンド型おすすめのシェークハンドラケット
        2. オールラウンド型 おすすめ裏ソフトラバー
    3. ペンホルダーの戦型
      1. ドライブ主戦型(攻撃型)
        1. 初心者向け ドライブ主戦型おすすめペンホルダーラケット
        2. ドライブ主戦型 おすすめ裏ソフトラバー
      2. 前陣速攻型(攻撃型)
        1. 初心者向け 前陣速攻型おすすめペンホルダーラケット
        2. 前陣速攻型 おすすめ表ソフトラバー
      3. ペン粒高攻守型(攻守型)
        1. 初心者向け ペン粒高攻守型おすすめラケット
        2. ペン粒高攻守型 おすすめラバー
    4. 卓球の戦型の選び方
      1. 自分自身でイメージした戦型を選ぶ。
      2. 得意分野に合わせた戦型を選ぶ
      3. 指導者からの指導と診断を基に戦型を選ぶ、または変更する。
      4. 卓球の戦型まとめ

卓球の戦型とは

卓球の戦型とは戦型「せんけい」または「せんがた」ともいい

何を武器にして、どのように戦うかといった卓球のプレースタイルの事をいいます。

卓球の戦型(プレースタイル)とは

卓球を始めたばかりのうちは、自分にとってどういった戦型が良いのかなどは

わからないことがほとんどですが、ある程度、技術を覚えていくと自分自身に向いている戦型が徐々にイメージしてくるかと思います。

ここではこれらの卓球のプレースタイルである戦型を解説します。

卓球の戦型の種類

卓球の戦型はシェークハンドとペンホルダーそれぞれに分類されており

これらの卓球の戦型は、さらに攻撃型と守備型の攻守型の3つに分類されます。

シェークハンドの戦型一覧

(攻撃型)ドライブ主戦型・前陣速攻型
(守備型)カット主戦型
(攻守型)異質攻守型・オールラウンド型

ペンホルダーの戦型一覧

(攻撃型)ドライブ主戦型・前陣速攻型
(攻守型)ペン粒高攻守型

シェークハンドの戦型

ドライブ主戦型(攻撃型)

フォアハンドやバックハンドによりボールに強力な前進回転をかけるドライブを

主な武器として戦う戦型です。

裏ソフトラバーを両面に貼り、より回転力を高めるなど威力のあるボールを打つ攻撃がプレースタイルの特徴。

もっとも多くの選手に使われている戦型であり、数ある戦型の中でも

攻撃力は最強と言われている

 ドライブ主戦型の石川佳純選手

ドライブ用ラケットについては、破壊力重視のため素材に特殊素材のものが

シェークハンドドライブ用として広く用いられており、

ドライブを主戦型とした選手がこれらを使うことで安定感のあるドライブに

さらなる威力が加わります。

初心者向け ドライブ主戦型おすすめシェークハンドラケット

特殊素材入りでドライブが打ちやすいラケットです。石川佳純プロデュース

ドライブ主戦型おすすめ裏ソフトラバー

グリップ力の高いトップシートと高弾性のスポンジが生み出す破壊力とコントロールのバランスの良さで、今まで数え切れないほどの世界チャンピオン、五輪メダリストを生み出した高性能裏ソフトラバーです。

前陣速攻型(攻撃型)

卓球台の前陣で素早い攻撃スタイルを武器に戦う戦型です。

前陣でのスマッシュやドライブなどスピード感のあるプレースタイルが特徴。

ボールを弾くように打つ速攻攻撃と強烈なスマッシュを武器とする。

前陣に位置することで、素早く相手の球を打ち返せる反面、

高い動体視力と反射神経が要求される。主に女子選手に多い戦型。

 前陣速攻型 の伊藤美誠選手

前陣速攻型の多くの選手はラケットのフォア面に裏ソフトラバーバック面表ソフトラバーを貼って試合に臨んでいます。

裏ソフトラバーコントロールが良く回転をかけやすくスピード感あふれるプレイが可能

表ソフトラバースピードが出やすいが、回転が掛かりにくいのが特徴。

この2つのラバーの特徴をうまく組み合わせることで多種多様な攻撃を仕掛けることができるのも

前陣速攻型の強みです。

初心者向け 前陣速攻型おすすめシェークハンドラケット

バランスに優れており、レベルを問わずあらゆる選手にお勧め

前陣速攻型 おすすめ伊藤美誠愛用の表ソフトラバー

伊藤美誠選手がバック面に使用している超多才な表ソフト!

直線弾道でシャープ球質のスピードボールと、
自然な変化が生み出すナックルや止まるブロックのコントラストが、
美しく強いラリーを生み出します。

カット主戦型(守備型)

ボールに下回転をかけるカットを武器に戦う戦型です。

そして卓球のプレースタイル(戦型)が守備型であるカット主戦型の選手の事を

カットマンといいます。

相手のボールをひたすらカットで返球して相手のミスを誘うやり方や

チャンスボールをつくって積極的に自分から攻撃も仕掛けて得点を狙うなど
守備型の典型ともいえる。

 カット主戦型の橋本帆乃香選手

カット主戦型の選手には、ラケットの両面に裏ソフトを貼るだけでなく、

フォア面に裏ソフト、バック面に表ソフトや粒高ラバーを貼るなど、

カットによる変化を狙う選手も多い。

カット用ラケットの形状は、ドライブ用ラケットと比較して、

全体的に丸みがかった形になっている。

初心者向け カット主戦型おすすめシェークハンドラケット

これからカットを始める方にオススメ

カット主戦型 おすすめ表ソフトラバー

扱い易さを兼ね備えた究極のオールラウンドラバー。

VS>401からの特徴である微粘着性トップシートがカットのやり易さを生み出し、ハイエナジーテンションのスポンジを組み合わせる事でより攻撃的なプレーを可能にするオールラウンドラバーに進化した。

柔らかいLimberのスポンジを使用する事で攻撃的な反面、
扱い易さを兼ね備えた究極のオールラウンドラバー。

前陣異質攻守型(攻守型)

フォア面バック面それぞれに異質のラバーを張ったシェークハンドを武器に
卓球台に近い、前陣で戦う戦型です。

貼り付けるラバーの組み合わせによって様々な戦術を使い分けることができるのが特徴です。

組み合わせ一例 フォア面・表ソフトラバー/バック面・裏ソフトラバー

比較的回転がかからない上に、スピードが出ない表ソフトラバーと
スピードとスピン性能が高く、 回転をかけやすい裏ソフトラバーを組み合わせることで緩急の変化をつけたプレイが可能になり、相手のミスを誘うことができる。

組み合わせ一例 フォア面・粒高ラバーまたはアンチラバー/バック面・表ソフトラバーまたは裏ソフトラバー

粒高と裏ソフトまたは表ソフトといったラバーを組み合わせることで
粒高によるブロック守備や裏ソフトによる回転、表ソフトによる無回転といった様々な変化を呼び込むことが出来、相手のミスを誘うことができます。

現在、世界のトップ選手ではこの異質攻守型の選手は少ないです。

オールラウンド型 (攻守型)

シェークハンドラケットの両面に裏ソフトラバーを貼り、様々な技術を駆使して

点を取っていく戦型です。

台上処理カットボールブロック、ドライブスマッシュ

さまざまな打法を多用して攻めていくのが特徴。

 オールラウンド型のドイツのティモ・ボル選手

オールラウンド型の選手が使うラケットは適度な弾みもあり威力を出せる性能を持ち、コントロールしやすい。

このラケットに更に『オールラウンド』に適した裏ソフトラバーを両面に貼ることでオールラウンド型の選手はあらゆるプレーに対してコンスタントな強みを発揮する。

そのため、様々なスタイルの戦い方が出来る。

初心者向け オールラウンド型おすすめのシェークハンドラケット

初心者向けのエントリーモデル

オールラウンド型 おすすめ裏ソフトラバー

初心者からプロ選手まで愛用者の幅が広く、非常に人気のある裏ソフトラバーです。

ボールを攻撃的に打ち込むために求められる使用感、性能が詰まったテンションラバー。
高いスピード感、弧線を描く強烈なスピン力、どの位置からでも打ち抜く威力。
Fast(速さ)、Arc(弧線)、Grip-1st(グリップ力NO.1)と言うネーミングもうなずけるハイスペックのラバーです。

ペンホルダーの戦型

ドライブ主戦型(攻撃型)

強力な前進回転をかけるペンドライブを主な武器として戦う戦型です。

回転力の高い裏ソフトラバーを貼ることで、より回転力を高めるなど

威力のあるボールを打つ攻撃がプレースタイルの特徴。

 ペンドライブ主戦型の中国の 許 昕(シュ・シン)選手

ドライブ型の選手が使用しているいわゆるドライブ用ラケットについては、

破壊力重視のため素材に特殊素材のものがドライブ用として広く用いられており、

これらを使うことで安定感のあるドライブにさらなる威力が加わる。

これはペンホルダーラケットにとっても変わらない。

ドライブ用日本式ペンホルダーの場合、片面打ちのスタイルだが

中国式ペンホルダーにおいては両面ラバーにより、シェークハンド同様、

両面打ちのスタイルでドライブを放つことが出来る。

初心者向け ドライブ主戦型おすすめペンホルダーラケット

初心者におすすめエントリーモデル

ドライブ主戦型 おすすめ裏ソフトラバー

ドライブの安定性が抜群。初心者にも扱いやすい裏ソフトラバーです。

バタフライ独自のハイテンション技術によって十分な威力を発揮しながらも、
微妙なラケット角度やスイング方向の誤差を補い、プレーに安定感を生み出します.

前陣速攻型(攻撃型)

卓球台の近くの前陣で素早い攻撃スタイルを武器に戦う戦型です。

表ソフトラバーを貼ったペンラケットを駆使して、ボールを弾くように打つ速攻攻撃前陣でのスマッシュやドライブなどスピード感のあるプレースタイルが特徴。

前陣に位置することで、素早く相手の球を打ち返せる反面、

高い動体視力と反射神経が要求される。主に女子選手に多い戦型。

ペン前陣速攻型のドイツ卓球選手の シャン シャオナ(Shan Xiaona)選手

ペン前陣速攻型の選手の多くはペンホルダーのフォア面に表ソフトを貼り、

相手のドライブスマッシュ打ちのカウンターで返すなどの速攻攻撃を得意とします。

初心者向け 前陣速攻型おすすめペンホルダーラケット

広範囲で威力を発揮する合板ペンホルダー

前陣速攻型 おすすめ表ソフトラバー

表ソフトのロングセラーモデル!

直線弾道でシャープ球質のスピードボールと、自然な変化が生み出すナックルや
止まるブロックのコントラストが、美しく強いラリーを生む。

プレーの幅が広がり、多才な戦術を立てられます。

ペン粒高攻守型(攻守型)

基本的に両面ラバー対応のペンホルダーラケットを使い、片面に粒高ラバー。

もう片面に裏ソフトラバーまたは表ソフトラバーを貼り、

両面の異質ラバーの特性を活かした守備中心にプレーする戦型になります。

粒高ラバーを使った粒高ブロックや球質の変化で相手のミスを誘うなどで

ラリーを優位に進めていく戦い方が特徴です。

ペン粒高攻守型の中国卓球選手の ニーシャーリエン倪夏蓮選手

ペン粒高攻守型の選手はラケットのフォア面バック面にそれぞれ異質のラバーを用いて、

卓球台に近い前陣で戦うことが多いことから前陣異質型とも言われます。

ラケットを反転しながら、戦う技巧派のプレイが魅力です。

初心者向け ペン粒高攻守型おすすめラケット

使いやすい反転式ラケット


ペン粒高攻守型 おすすめラバー

操作性重視の変化系粒高ラバー。

太く低めの粒形状で、安定性が高く、あらゆる変化に加え、
ナックル性の攻撃にも威力を発揮する。

粒高初心者や、攻守を織り交ぜるタイプに最適な粒高ラバー。

卓球の戦型の選び方

自分自身でイメージした戦型を選ぶ。

卓球をする上で、自分自身のイメージした戦い方から
戦型を選択といった方法があります。
例えば、憧れの選手がドライブ主戦型であった場合、
自分自身が憧れの選手と同じイメージを基に
ドライブ主戦型を目指すといったといったやり方です。

得意分野に合わせた戦型を選ぶ

例えば自分にとって得意なサーブやレシーブなどがドライブ主体であれば
無意識のうちに、ドライブ主戦型となっています。
カット打ちが得意な選手の場合も同様です。
自分自身が得意としている戦い方から選ぶのも戦型を選ぶ方法の一つです。

指導者からの指導と診断を基に戦型を選ぶ、または変更する。

卓球教室や卓球部などにおいて指導を受けている場合、
指導者が適正を見抜き、戦型を選ぶことがあります。
それなりのキャリアのある指導者であれば
客観的な視点から、選手の適性を見抜き、選手に向いている
戦型をアドバイスしてくれることもありますので
このアドバイスをもとに、戦型を決めるやり方もあります。
また、アドバイスを基にそれまでの戦型から新たな戦型への
変更をする場合もあります。

卓球の戦型まとめ

卓球の初心者の場合、卓球を始めるときに戦型を決めようと思っても
最初の段階ではすぐに決められません。
戦型は、シェークハンドとペンホルダーによっても変わってきますが
急いで決める必要はないのも戦型です。
なぜなら、戦型を決める以前に基本的な技術習得が必要だからです。
技術を習得する間に、自分自身のイメージする戦型を目指すといった方法や
指導者からのアドバイスなどで具体的な戦型を少しずつ固めていきながら
戦型を決めていきましょう。