卓球の巻き込みサーブとは
卓球の巻き込みサーブとはボールの外側をとらえて、左横回転をかけるサーブ技術です。
ラケットでボールを包んで巻き込むように見えることから巻き込みサーブと言われるようになりました。
巻き込みサーブを打つメリット
卓球の巻き込みサーブの打ち方

- 少し台から距離を取って卓球台に対し体を横にむけて
- ボールをトス
- ひじを背中側に引いてバックスイング
- ラケットを左から、右斜め前にスライドして左横回転をかけます。
巻き込みサーブを打つための3つのコツやポイント
体重移動
巻き込みサーブは左足を軸にして構え、バックスイングで右足に重心をかけて、
打球とともに左足に体重移動しながら体を回します。
構え(左足重心)→バックスイング(右足に重心)→スイングして打球(左足に体重移動)
腰の回転力を利用
巻き込みサーブはひじを背中側に引いて、体を戻しながら打ちます。
その際に重要なのが腰の回転です。
体重移動とともに打球すると必然的に腰のひねりが入ります。
この腰のひねりがボールに加わることでボールの回転力を一段と強める原動力になり、強力な回転を加えることができます。
巻き込みサーブはボールの右側後方をとらえる(左横回転の場合)
卓球の巻き込みサーブは、ボールを打つときにボールの右側後方を捉えるのがポイントです。
卓球動画 巻き込みサーブ
スーパープレー特集【巻き込みサーブ】~平成30年度全日本~
巻き込みサーブの様々な回転の出し方
卓球の巻き込みサーブは基本的に左横回転ですが、下回転や上回転も加えた左横下回転、
左横上回転といった変化を加えてのサーブを打つこともできます。
卓球動画 卓球の巻き込みサーブ練習方法
【2分でわかる|初心者編】巻き込みサーブのコツ
【3分でわかる】森薗流巻き込みサーブのコツ
卓球の巻き込みサーブの返し方(レシーブ方法)
ここからは巻き込みサーブを実際に相手に打たれた場合のレシーブ方法を解説します。
巻き込みサーブは通常左横回転によるものが多いのですが、上回転および下回転を加えた場合もありますからそれぞれボールの回転に応じてレシーブ方法や返し方を変えていく必要があります。
横回転による巻き込みサーブの打ち方、返球方法
ボールの回転に合わせて返球
巻き込みサーブの左横回転の返球方法としてはボールの回転に合わせて、ラケットの角度を変え回転に合わせるように打つ方法があります。
左横回転の場合は、まっすぐ当てると自分のコートの左側に飛びますので、
ラケットの角度を相手のバック側に向けることで相手のコート内にボールを飛ばすことができます。
ボールの回転量をさらに増やして返球
相手のかけた左横回転よりも更に強い回転をかけて打つことです。
相手のかけた回転よりも更に強い回転をかけて打つことで、相手の返球を困難にすることができます。
横回転ボールの返球に最適!卓球のフリックを使って返球
この巻き込みサーブの左横回転に対し、ボールの回転力を更に強くして返球する効果的なレシーブ技術にフリックが挙げられます。
フリックは、横回転のショートボールを打球するのに最適なレシーブ技術です。
短い距離の横回転ボールをコンパクトなフォームで攻撃的に打ち返すことができます。
横回転に下回転が組み合わされた巻き込みサーブの打ち方、返球方法
ラケットに角度をつけて流すように返球
巻き込みサーブは基本的には横回転サーブですが、この横回転に下回転が組み合わされた左横下回転を打つには、横回転の回転に合わせたラケットの向きと下回転に合わせたラバー面の角度の両方の調整が必要です。
具体的にはラケットのラバー面をやや上に向け、ラケットの角度を相手コートのバック側に合わせながら、、ボールの回転に逆らわないよう、流すように打つといったやり方です。
下回転返球技術、ツッツキとストップなどを駆使して返球
ツッツキとストップは下回転返球においては代表的な技術です。台上の短い下回転ボールをさらに強い回転にして返球することが出来ます。
巻き込みサーブの左横下回転ボールは、このツッツキやストップといった下回転向けの返球技術を使いながらラケットの角度をつけて打つことで、左横下回転ボールにより攻撃力をつけて返球することができます。
<参考>ツッツキやストップについてはこちらの記事で詳しく解説
卓球の巻き込みサーブの出し方・コツ まとめ
卓球の巻き込みサーブは独特のフォームでボールを包み込むように打つため、他の横回転サーブと比べると回転が判りにくく、相手にとって返しにくいサーブとなります。難しいように感じますが、初心者でも比較的簡単に習得できるサーブです。
さらに1つの巻き込みサーブに変化をつけることで左横回転、左横下回転、左横上回転といった数種類のサーブを使い分けられることから卓球の幅が広がります。是非身につけていきましょう